女のキャリア~思い通りにならないのが当たり前~

社畜女子の日常

結婚、出産、育児などさまざまなライフイベントの中で、キャリアを悩まれる方が多いと思います。

私は現在大手企業の中間管理職として働いていますが、自分のキャリアについてたくさん悩んできました。
が、今では結局キャリア(と人生)は自分でコントロールできない現実を理解し、その時々でいかに最善の選択をするかを大事にしています。
私の経験談が少しでも、みなさんのお役に立てたら嬉しいです。

キャリアも人生も思う通りにはいかない

いきなり難しい言葉で恐縮ですが、「計画的偶発性理論」をご存知でしょうか?
会社のキャリアデザインセミナーで知り、大変共感したので紹介します。
スタンフォード大学の教授らが提唱した理論で、平たくというと「個人のキャリアの8割は予想されない偶発性、運に左右される部分が大きい」という考え方で、そもそも自分のキャリアは計画的にコントロールできず、偶然の積み重ねだということです。

私は入社当初、25歳くらいで海外駐在をして、30手前に帰国して結婚・出産をしたい、なんて夢を描いていました。
現実では、20代後半で結婚、結婚翌年に単身で海外駐在をし、帰国したのは30歳のときでした。今でも子供はいません。

海外駐在すべきかどうかは本当に悩みました。
でも、長年の夢であった海外駐在のチャンスを断ったら、仮に子供ができたとしても10年後や20年後、絶対にいつか後悔すると思い、単身赴任を決意しました。

また、帰国直後は有難いことに社内の昇進試験のオファーがありました。
妊活との兼ね合いで試験を受けるかどうか悩みましたが、昇格も妊娠も自分ではコントロールできないと悟り、両方頑張って後は運に任せることにしました。
結果、妊娠はしなかったけれど昇進試験は一選合格を勝ち取りました。

因みに、私は出産・育児によってキャリアを中断することには何の抵抗もありません。
私が一緒に仕事をしているアジア諸国ではキャリアが途絶えても活躍している女性が非常に多いこともあり、長い人生で1-2年のブランクなんて本当に気にならなくなりました。
(結局、私はキャリアを中断していないので説得力がないですが。笑)
とは言っても日本ではまだまだ女性の負担が大きく感じますが、会社の制度も整ってきていますし、女性の意思を理解・尊重し、協力してくれるパートナーも増えてきていると思います。

自分の中の大きな方向性だけ明確にする

キャリアも人生も運の要素は大きいですが、大きな方向性を明確にしておくことが大事だと思います。
良い偶然を引き寄せるために、流れに乗っておく努力はしておいた方がよいです。

私の場合はざっくりと以下のような思いがありました。
「海外で働きたい・グローバルな仕事がしたい」
「自分のスキルを活かせる仕事を続けて、自分に自信を持ち続けたい」
「子供はほしい。でも、できてもできなくても自立した素敵な女性になりたい」
(仕事を続けたいという価値観は最近薄れてきましたが、それはまたの機会に。)

なので、そもそも職選びの時点でこのような生き方が実現できる企業を選びました
いつでも海外に行けるように、英語の勉強も継続して努力しています。
また、私の考えを理解・応援してくれるパートナーの存在も重要でした。
今の旦那とは結婚する前から、仕事に対する価値観や人生で大切にしたいことについてたくさん語り合いました。
結婚直後かつ出産適齢期の30歳手前で海外駐在の話を受けたときはさすがに最初は反対されましたが、最終的には1番の応援者になってくれました。
そのおかげで頑張ってこれたので、本当に感謝しています。

チャンスが訪れたときに偶然を味方にできるように、ざっくりとで良いので自分の進みたい方向を決めて、土俵だけ整えておくことをおすすめします。
例えば、そもそも総合職や一般職を目指すのかも大切な選択です。

自分にとって何が大切か、どうゆう道へ進みたいのか、自分の心の声に素直になってみることが大事だと思います。

土俵さえ整ってしまえば、あとは肩の力を抜いて成行きに任せちゃってもいいんじゃないでしょうか?

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